ど~も! 関西オフィス 企画編集兼ライターのF本です。
先日、歴史に詳しいライターさんに書いていただいた記事の内容をファクトチェックしていたら、以前は定説となっていたことが、最新の発掘調査の結果誤りであったことがわかったというニュースに行きあたりました。もちろん、すぐに文章の修正をお願いしました。
観光地などの取材に行く際は、観光パンフレットやガイドブックなどを参考にすることが多いですが、取材が終わった後もそれらを整理して次の取材の資料としがちです。もちろん、古い資料を見るときには「お店がまだ営業しているかどうか確認しないと」といったことは考えますが、歴史が変わるなんてことはあまり考えないかもしれません。定説になっているようなことでも、最新の情報がないかチェックすることが大切だとあらためて感じた出来事でした。
当社のように情報を扱う仕事は、正確性が何より大事です。
ですが、情報の正確性は、時間の経過によって変わってしまうことがあります。
有名なところでは鎌倉幕府の成立。私の時代は「いい国つくろう鎌倉幕府」でしたが、今の教科書はそうではないらしいですね。
私は奈良に住んでいるのですが、先日うちの近くにある日本最大の円墳(とされている)富雄丸山古墳から、ものすごいものが見つかりました。盾の形をした銅鏡と、2メートル37センチもある蛇行剣と呼ばれる鉄剣です。ニュースでも大きく取り上げられているのでご存じの方も多いかと思いますが、こんなの今までに見たことも聞いたこともありません。これも歴史を大きく変える発見ですよね。
私が多く手がけている医療や健康の分野も日進月歩。新しい薬や治療、検査が承認されたり、新たな研究成果が発表されたりして、常識とされていたことがあっという間に過去のものになってしまいます。
だからこそ、なるべく新鮮なソース(情報源)を探すことが大切。得意な分野やテーマでも、常に新しい情報を取り入れる意識を持って、一つ一つの仕事に取り組んでいこうと思います。