ど~も! 関西オフィス 企画編集兼ライターのF本です。
企業会報誌などを制作する際には、ライターとして、歴史や文化、健康などさまざまな分野の文章を書きます。
このときに大切なのがソース、情報源です。
今はインターネットで情報は検索し放題。さまざまな情報がありますが、気を付けなければ、情報が偏っていたり、古かったり(例えば、歴史に関するものは新しい発見によって定説が変わることもあります)といったこともあります。
では、確かな情報を手に入れるには、どうしたらいいのか。
これはもう、インターネット上の情報をうのみにせず、なるべく信頼のおける情報源を複数探すことーーといいつつ、新しい情報はインターネット上にあるので、自分の知識を過信せず、新しい情報がないか確認するーーというくらいが、日々忙しい中で最低限できることなのかなと思っています。
例えば、健康情報などは、できれば医師に監修をお願いするようにしていますが、資料の情報で構成する場合は、研究の進むのが早い健康食品に関するものや、新しい研究がありそうな分野については、専門雑誌の記事や、ときには論文を探すこともあります。
また、例えば江戸時代の食事や日常生活などについて当時の資料を探すようなこともあります。
そんなときに便利なのが、国立国会図書館です。
国立国会図書館は、日本中の書籍や雑誌を収集・収蔵する図書館で、本館は東京と関西にあります。関西館は京都にありますが、といってもほとんど奈良との県境にあって、奈良市の私の自宅からは車で20分弱。国会図書館は本や資料の貸し出しは行っていないので、端末で検索して必要な資料を探し出し、その場でコピーします。
便利なのは、国立国会図書館のWEBサービス「NDL ONLINE」。資料を検索して申し込めば、1週間から10日程度でコピーを送ってくれます。また、「デジタルコレクション」というサービスでは、さまざまな資料がデジタル化されていて、著作権の切れた資料については自宅からでもアクセスして閲覧することができます。例えば「源氏物語をイメージできる古い絵がほしい」とか「杉田玄白が江戸時代に出版した『解体新書』が見たい」と思ったら、家にいながらにして見られるのです。
そのほかにも、いろいろなサービスを展開している国立国会図書館。うまく活用すれば、本当に便利ですよ。